もっと【REFLE】を知ろう!
「手当て」という言葉があるように、人の手には、触れることで身心に届く力があるのではないか、という事を経験したことがあると思います。
大人になった今でも、お腹が痛いときに手を当てる。頭が痛いときに手を当てる、という事を無意識に行います。それは、子供のころに体調を崩した時に撫でてくれた手に、癒された記憶があるからではないでしょうか。
リフレクソロジーは、足=全身ととらえアプローチすることで、心身のバランスを整え、癒しをもたらすことが期待できる補完療法です。
もちろん、正確な技術を学び習得することも大切ですが、癒しの手は「人に寄り添う姿勢」が伴って初めてもたらされるものだと考えています。
リフレクソロジーの専門校【REFLE】では、2005年からホスピス緩和ケア病棟での施術ボランティア活動を続けています。施術を行うのは、専門的な知識と技術を身につけ、資格を取得した卒業生たちです。
学びは卒業とともに終わるものではありません。
命と向き合う現場でリフレクソロジーの施術を行う、という経験は、常に自らを問い直し、学び続ける姿勢が求められていることを実感することばかりです。
末期がんの患者様に触れるということは、経験豊富なプロのリフレクソロジストであっても不安を感じることがあります。
それは、たとえ同じ部位のがんの方であっても、その足の状態は一様ではないからです。そして、がんと歩んできた道のりも、今患者様を取り巻く問題や思いもお一人ずつ全く異なるのです。
患者様に寄り添う心と共にリフレクソロジーをお届けするために
【REFLE】では、活動を希望する卒業生に向け、事前セミナーを実施しています。
まずは理論。ホスピスの歴史や死生観について学ぶことや、ボランティアとしての在り方を見つめ直すことなど、その内容は多岐にわたります。
そして、過去の事例から、実践的な学びとして病室で患者様にリフレクソロジーを行うために必要な対応についてもお伝えします。
実技面では、
・体力の落ちた方への配慮ある力加減や施術時間の調整
・病気によって脆くなった足への適切なアプローチ方法
・重度の浮腫や褥瘡への対応
細やかな配慮という点では、
・病棟での生活の妨げにならないタイミングであるのか
・部屋の明るさや温度などが心地よいものであるのか
・患者様が最も楽な姿勢で施術を受けられるような工夫はできているのか
等など。
そして、患者様への声のかけ方や病室でのふるまいも、事前に練習を行い、安心して活動に臨めるようにしています。
もうひとつセミナーでお伝えしている事があります。
がんの患者様のリフレクソロジーに対する反応の共有についてです。
・「表情が穏やかになる」
・「痛みから解放され、眠りにつかれる」
・「便やガスが出ることがある」など──
こうした反応は主観的であっても、現場で感じ取った“確かな感触”として、活動者たちはそれらの反応を記録し、仲間と共有しています。
‟生きた学び”を実践するリフレクソロジストの育成
こうした学びと実践の積み重ねは、国内だけでなく国際的な評価もいただいています。
2023年秋、台湾の衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)からのご招待を受け、リフレクソロジーの国際討論会でスピーチを行う機会をいただきました。台湾でもリフレクソロジーを医療現場に導入したいという動きが広がっており、ホスピスや脳神経外科、老人保健施設などで実践を重ねている【REFLE】の活動に関心を寄せてくださいました。
初めて届いたメールは突然で、内容も半信半疑でしたが、慎重に調査し、信頼できる関係性を築いた上で登壇を決めました。そして台湾のリフレクソロジストとの技術交流も行ってきました。そして翌年には台湾からリフレクソロジスト達が「日本のリフレクソロジーサロンを見学したい」と来日され、サロンでの施術を体験し、また学院で学生がリフレクソロジーの練習に励む様子も見学されるなど、交流を深めました。
【REFLE】が目指しているのは、単なる技術者の育成ではありません。
人の命に敬意を払い、癒しの手で未来をつなぐ──
そんな“生きた学び”を実践できるプロフェッショナルの育成なのです。
REFLEのリフレクソロジーを学びたくなったら
【REFLE】のリフレクソロジーは、温かな手で包み込むような優しい施術で、クライアントを深いリラクセーションへと導きます。
指の腹を這わせるような、独特な指使いは【REFLE】ならではです。
小さなお子様からご高齢の方、そして特別なご事情をお持ちの方まで喜んで頂ける心地よいテクニックを学びませんか?
日本リフレクソロジスト養成学院【REFLE】では、毎月体験レッスンを開催中!
ぜひ、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。